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ワイン投資ファンドの運営ヴァンネット、破産開始決定

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  • 2016年3月9日

ヴァンネットは3月7日、東京地裁へ破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。破産管財人には今村哲弁護士(リソルテ総合法律事務所)が選任された。

ヴァンネットは平成12年に設立された日本国内で唯一のワイン投資ファンド運営会社。主にフランス・ボルドー地方のプリムール・ワインの買付によるワイン投資を手掛け、13年4月から26年6月に至るまで合計25本のワイン投資ファンドを組成し、延べ1989名の出資者から総額約77億4,600万円の出資金を得て、投資運用を行ってきた。

しかし、27年12月3日に、代表が過年度のワインの買付・売却に関する業務に関して虚偽の報告をしていた事実が判明し、同年12月7日に外部専門家である弁護士に不正調査の依頼を行っていた。同年12月25日付けで関東財務局から第二種金融商品取引業の登録取消処分と業務改善命令を受けていた。

その後、28年2月29日までの間、調査担当弁護士による不正調査が実施され、調査対象期間である20年から27年までの間、代表が実施したワイン取引について継続的かつ頻回に数々の虚偽報告がなされていた事実と、その結果、投資対象のワイン商品在庫が激減していた事実が明らかとなり、今回の措置となった。

東京商工リサーチによると、負債総額は未償還出資者523名に対して36億7,372万円だが、これ以外に数億円の債務があるとみられる。