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旅館経営の旗松亭、民事再生法の適用を申請

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旗松亭は1月29日、長崎地裁佐世保支部に民事再生法の適用を申請し同日、保全命令および監督命令を受けた。申請代理人は平岩みゆき弁護士(けやき通り法律事務所)ほか4名。監督委員には山元昭則弁護士(佐世保総合法律事務所)が選任された。

旗松亭は昭和24年に旅館業として創業。44年8月にオープンした国際観光ホテル「旗松亭」は、天皇皇后両陛下など皇族が宿泊したこともある平戸地区では有数のホテル。総客室は90室、平戸の海を一望できる露天風呂に加え、展望浴場、宴会場、会議室、スナック、コーヒーラウンジなどの施設を備え、ピークとなる平成4年1月期には売上高約19億円を計上した。

しかし、その後は消費低迷、観光客の減少などにより業績が低迷、27年1月期の売上高は約5億7600万円まで低下していた。また、ホテルに対する投資が負担となり、多額の累積赤字を抱え事業継続が困難となり、今回の措置となった。

東京商工リサーチによると、負債総額は金融債務約20億円を含み約22億200万円。