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東洋鋼鈑、富士テクニカ宮津へのTOB開始 二段階公開買付け

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鉄鋼メーカーである東洋鋼鈑【5453】は、平成27年10月6日付プレスリリース「株式会社富士テクニカ宮津株券等(証券コード6476)に対する公開買付けに関するお知らせ」にて開示のとおり、国内外の自動車メーカーに自動車車体用のプレス金型を製造・販売を手掛ける富士テクニカ宮津【6476】に対し、公開買付けを開始すると発表した。

東洋鋼鈑は、昭和9年に日本で民間初のぶりきメーカーとして創業し、表面処理鋼板のパイオニアとして、アルミや樹脂等鉄以外の分野への進出も果たし、東洋鋼鈑グループにおいては、鋼板関連事業、機能材料関連事業等を主な事業としている。一方、富士テクニカ宮津は、自動車車体用プレス金型業界に属し、昭和32年の設立以来、一貫して日本のモータリゼーションとともに歩み、国内外の自動車メーカーに自動車車体用のプレス金型を製造・販売している。

東洋鋼鈑としては、今回の取引を通じて富士テクニカ宮津をグループに迎えることで、今後も成長と技術革新が続くこと が見込まれる自動車産業分野への事業拡大を図ることが可能となり、また、富士テクニカ宮津が一部を外注先に委託している自動車用プレス金型の部品加工を東洋鋼鈑グループにおいて内製化することで、業績の向上を図ることが可能となるなどとの考えから、今回の取引に至った。

今回の公開買付けは二段階で、第一回は富士テクニカ宮津の筆頭株主であるフェニックス・キャピタル・パートナーズ・ナイン投資実行有限責任組合(以下「PCP9」)が所有する株式を買付価格626円で行い、第二回はPCP9を除く一般株主が所有する株式を買付価格930円で行うとしている。