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海外交通・都市開発事業支援機構など、ベトナム港湾ターミナル整備・運営事業に出資へ

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インフラ輸出の支援会社である海外交通・都市開発事業支援機構(以下「JOIN」)は、共英製鋼及び辰巳商會とともに、ベトナムにおける港湾ターミナル整備・運営事業に参画するため、ベトナム港湾ターミナル整備・運営事業に対し今後約12億円の出資及び約8.5億円の債務保証を行うことを決定し、本日国土交通大臣の認可を得たと発表した。本件は、JOIN設立後第一号案件となる。

ベトナム港湾ターミナル整備・運営事業は、JOINと本邦大手電炉メーカーである共英製鋼、港湾運送事業者である辰巳商會が共同出資するThi Vai International Port Company Ltd (TVP)が主体となり、ベトナム南部ホーチミン市近郊のチーバイ港において鉄スクラップ、鉄鋼製品等を扱う港湾ターミナルを整備・運営する事業となっている。チーバイ港は、ホーチミン市の中心部の南約60kmに位置し、フーミー工業団地に隣接しており、近年貨物取扱量が大きく伸びている。フーミー工業団地やその周辺には共英製鋼の子会社を始め複数の鉄鋼メーカーが進出しているにもかかわらず、鉄鋼を主に扱う一般貨物港がなく、本事業には大きな期待が寄せられている。

今回の出資を通じて、ベトナムにおいて我が国港湾運送事業者(辰巳商會)が初めて港湾運営に参画するものであり、効率的な港湾荷役システムを導入することで、今後のアセアン諸国への我が国事業者の展開に結びつけたい考え。