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映画雑誌「SCREEN」のケーイー(旧:近代映画社)、破産手続き開始決定

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ケーイー(旧:近代映画社)は10月2日、東京地裁に破産を申請し同日、開始決定を受けた。破産管財人には小林和則弁護士(内幸町法律事務所)が選任された。

ケーイーは、昭和20年10月に創業。同年12月に月刊「近代映画」、21年5月に「SCREEN」を創刊した映画雑誌の出版会社。映画雑誌の他にもパズル雑誌「ナンプレガーデン」や女性ティーンアイドル誌「memew」などの企画・出版も手掛けていた。しかし、若者の活字離れやインターネット技術の高度化などにより売上が低迷し、今回の措置となった。

なお、27年10月1日付けで、食品事業や印刷事業を手掛けるタイヘイグループのティ・アイ・ティに「SCREEN」「SCREEN+」「BIGONEGIRLS」の3誌の編集・発行事業を譲渡。同日付けでティ・アイ・ティが近代映画社へ商号変更している。このため、旧:近代映画社は同日付けで、ケーイーに商号変更したうえで破産申請したもの。

10月1日以降の3誌の編集・発行事業は新:近代映画社の下で継続されるとしており、「SCREEN」12月号(10月21日発刊)は通常通り発刊する予定。

帝国データバンク及び東京商工リサーチによると、負債総額は約9億5000万円。