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モリタHD、関連会社の持分を全部譲渡 損失継続のため

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消防車メーカーのモリタホールディングス(以下「モリタHD」)【6455】及び連結子会社であるモリタは、21日、関連会社の上海金盾特種車輌装備有限公司(以下「金盾特種」)のモリタが所有する全持分(所有持分:30%)を、 北京康鴻智通貿易有限公司(以下「北京康鴻」)に譲渡すると発表した。

モリタは消防車両メーカーである金盾特種へ出資し、金盾特種を中国における消防車両の生産、販売拠点として、事業収益基盤の拡大を目指していた。

しかし、日中関係の悪化に伴い、日系企業である金盾特種の事業環境も厳しさが増したことから、合弁パートナーである上海金盾消防安全設備有限公司(以下「金盾消防」)とも協議の結果、現地ローカル化を進めることが金盾特種の事業において望ましいと判断して金盾特種の増資を決定。また、当該増資によりモリタの出資比率及び議決権個数が過半数を下回ったため、金盾特種はモリタHDの持分法適用関連会社となっていた。

金盾特種へ共同で出資している北京康鴻より、モリタが所有する金盾特種への出資持分の譲渡の申し入れがあり、金盾特種は、設立以来損失が継続的に発生していることなどから、当該持分を譲渡することが望ましいと判断し、本持分譲渡に合意したもの。