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マルイチ産商(8228)、信田缶詰を子会社化 中期経営計画具現化へ

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水産中心の総合食品卸の(株)マルイチ産商【8228】は、信田缶詰(株)の株式取得及び同社の第三者割当増資を引受け、連結子会社化すると発表した。

マルイチ産商は中期経営計画において、商品企画から原材料調達まで主体的に関わることで付加価値を高めた開発商品を販売する「メーカー型卸」として、川上から川下に至るバリューチェーンの構築を戦略課題に掲げ、多様な業種・業態向けの商品開発及び販売拡大を進めている。

今回、マルイチ産商が缶詰メーカーである信田缶詰を連結子会社化することで、主要産地でフルアソート調達した原材料を用いた水産缶詰、水産加工品(レトルト食品等)を同社と開発し、 販売拡大を図るなど、中計戦略課題の具現化に向けた取り組みを一層加速させる。

信田缶詰は、水産缶詰・びん詰及び水産加工品の製造・販売を手掛ける水産品加工業者で、明治38年の創業以来、110年間に亘り、全国一の水産物の水揚げ数量を誇る銚子地区において長年の業歴と伝統、営業基盤を築いている。なお、同社は、平成22年5月に当時の経営難から民事再生計画の認可を受けているが、平成25年に同再生手続が終結している。その後、更なる経営安定化に向けてパートナー企業を探していたところ、当社との戦略が一致し、 今回の子会社化に至ったもの。