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業務請負の「エス・ビー機構」他1社、破産手続き開始決定

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エス・ビー機工(株)と関連会社のパルスタッフ(株)は5月27日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には石井和男弁護士(石井和男法律事務所)が選任された。

エス・ビー機工は、大手メーカーの工場製造ライン業務請負を手掛けており、パルスタッフは大手メーカー等に人材の派遣を行っていた。両社とも音響機器のパイオニアやJVCケンウッドなどのライン組立などを引き受け、エス・ビー機工はピーク時の平成3年3月期には売上高約8億円、パルスタッフはピーク時の平成13年3月期に売上高約4億500万円をあげていた。

しかし、請負先や派遣先の大手メーカーが円安や海外製品との競合により事業を縮小し、それに伴い事業運営の採算が厳しくなった。その後、請負先および派遣先メーカーの事業縮小や大幅なリストラが行われたことから売上は減少し、資金繰りも逼迫。エス・ビー機工の約200名の社員およびパルスタッフの約100名の派遣社員は別の会社に引き受けてもらい、両社の業務は4月をもって停止していた。

東京商工リサーチによると、負債総額は金融債務や租税公課を中心にエス・ビー機工が債権者13名に対して1億2200万円、パルスタッフが債権者12名に対して1億2200万円、2社合計で約2億4400万円。