三井化学(4183)、金型の製造の協和工業を買収　自動車部品の強化

三井化学(株)【4183】は、ユニバーサルジョイントおよび自動車ステアリング部品の製造を手掛ける協和工業(株)を買収する事が分かった。
買収額は、非開示。

三井化学の主要事業の一つである「機能樹脂事業」では、自動車の軽量化、効率・高安全性・消費向上・快適性向上などに対応する技術が豊富である。
一方の協和工業も、自動車製造に欠かせない重要保安部品である「ステアリングジョイント」の構成部品の冷間鍛造製法の研究・開発を重ね、一般には不可能とされる異形冷間鍛造製法を実現化するなど高い技術を持つ。近年の売上げも好調さを見せている。

三井化学は、今回の買収により、自社の機能樹脂事業に、協和工業の持つステアリング部品の高い技術力を融合させ、自動車部品にまつわる技術を強化し、軽量化という観点に比重を置き新しい技術・開発の構築を目指すとしている。