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シミックホールディングス(2309)、JCLバイオアッセイ(2190)を完全子会社へ

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シミックホールディングス(株)【2309】(以下「シミック」)と、医薬品開発受託試験研究業務を行う(株)JCLバイオアッセイ【2190】(以下「JCL」)は、シミックを株式交換完全親会社、JCLを株式交換完全子会社とする株式交換を実施することを決議し、株式交換契約を締結したと発表した。

シミックグループは、製薬企業の開発、製造、営業・マーケティングのバリューチェーンを広範に支援しており、医薬品開発プロセスにおいては、製薬企業・医療機器メーカー・バイオベンチャー、アカデミア等に対し、開発初期段階から製造販売後まで一貫したサービスの効率的な提供と、国際化の進展に向けた取り組みを進めている。CRO(医薬品開発支援)事業においては、分析化学サービスとして、シミックの子会社である(株)応用医学研究所(以下「応医研」)が非臨床試験及び臨床試験段階の医薬品の品質保証及び薬物動態に係る試験を受託しており、その測定・分析技術をCMO(医薬品製造支援)事業の製剤開発に活かしている。

一方、JCLは、医薬品開発におけるバイオアナリシス(生体試料中薬物濃度分析)及び製剤化研究の医薬品品質安定性試験(医薬品の品質試験及び保存安定性試験)を受託している分析CROであり、国内の非臨床試験及び臨床試験におけるバイオアナリシスを中心に事業を展開しており、製薬企業のパートナーとして医薬品開発を支援している。

シミックは、JCLを完全子会社化することにより、シミックグループの医薬品分析に関わるCRO業務は国内最大の事業体となり、新薬及びジェネリック医薬品開発に伴う事業機会の増加、設備稼働率や生産性の向上による業務効率化、分析CRO機能を複数地域に保有することによるBCP(事業継続計画)対応の強化が期待される。また、シミックがもつ米国のCMO事業とJCLの米国研
究所との連携を通じて、米国におけるCRO並びにCMO事業の拡充が可能となる。JCLは、シ
ミックグループのグローバルなネットワーク・人材・経営ノウハウなどを有効活用することにより、国内
事業においては、より効率的な事業展開が可能となり、米国バイオアナリシス受託事業においても成長が期待されるとしている。